コロナ禍を経てオフィスマーケットが激変する中、近年ようやく注目され始め、取引規模が拡大しつつあるのが、「居抜き」によるオフィス移転だ。コスト削減やオフィス選定時における内装イメージの把握のしやすさ、そして社会的な流れであるSDGsの観点などから、テナント、ビルオーナー双方にとって大いにメリットがあると考えられている。飲食店舗などでは当たり前のように行われてきた取引形態だが、なぜオフィスにおいてはこれまで注目されず、成約事例もあまり多く見られなかったのか。そして昨今、普及拡大の兆しを見せている理由はどこにあるのか。
今号の特別企画では、オフィス仲介業務で過去5年間、首都圏で6,500社以上の取引実績を持つCBREのアドバイザリー&トランザクションサービス オフィス(ATSO)において、「居抜き」移転のプロフェッショナルとして活躍する居抜きTeamのメンバーにインタビューを実施。市場背景のほか、退去テナント、後継テナントおよびオーナーサイド、3者それぞれが意識すべきポイントを訊くとともに、居抜きケースのシミュレーションから、その多彩なバリュエーションを解説する。







