熱を帯びる「知の集積」、次世代産業を支える空間戦略
物流や金融の中心としての歴史を連綿と受け継ぐ商都・大阪。今この地の産業は、未来社会の実験場となった2025年大阪・関西万博の機運を追い風に、従来より付加価値の高い領域へと劇的に進化を遂げつつある。その代表格が、世界屈指のエコシステム形成が期待されるライフサイエンス分野だ。iPS細胞をはじめとするトップレベルの研究シーズ、古くから「薬のまち」として日本の医療を支え続ける大阪・道修町(どしょうまち)の伝統、「不可能を可能にする」と称される卓越した技術力⸺。歴史ある製薬企業や、最先端のアカデミアが近接するこの地には圧倒的な「知の集積」が存在する。本企画では、その概況を紹介した上で、象徴的なライフサイエンス・クラスターである「Nakanoshima Qross(中之島クロス)」について特集。多様なプレイヤーが顔を合わせる物理的な近接性が、いかにして共創による革新を加速させ、大阪を世界レベルのライフサイエンス都市へと押し上げようとしているのか、その実像に迫る。






